2016年5月18日

鍋

11月頃から収穫が始まり寒さが厳しくなる程、美味しくなっていきます。
柔らかくて優しい甘さがありクセがないので、鍋物や味噌汁、シチュー、漬物、内側の柔らかい部分はサラダなどに、和、洋、中、ジャンルを問わず、様々な料理にご利用いただけます。

仙台白菜の起源は、日露戦争に出征した仙台市の庄司金兵衛という人が、中国大陸から白菜の種子を故郷の友人に送ったことから始まりました。白菜の栽培は誰も経験がなく難儀を極めましたが、試行錯誤の末、栽培に成功しました。しかし、種子の採取を繰り返すうちに、元の性質を失うという障害は克服することがでず、問題が残りました。
これを品種として確立させたのが、沼倉吉兵衛という人でした。白菜が他のアブラナ科の植物と交雑しやすいのが原因であることを突き止めた沼倉は、虫による花粉の交雑を防ぐため、松島湾の馬放島を選び、島中のアブラナ科の植物をすべて取り除き、隔離栽培をして純粋な種子を取ることに成功しました。その後、松島白菜をもとに、渡辺顕二氏(現渡辺採取場の創業者)が松島純1号の品種確立に成功、1924年(大正13年)には松島純2号が生まれました。1932年(昭和7年)には、仙台白菜を全国に出荷するまでになり、1943年(昭和18年)には更に改良をすすめた、松島新2号が生まれました。しかし、第二次大戦を境に、仙台白菜は栽培が難しい、柔らかくて傷がつきやすいといった理由で敬遠され、時代のニーズに合った新しい品種の白菜に主役の座が移っていきました。


伝統野菜として復活!

2001年(平成13年)の「仙台開府400年」を機に、県や仙台市農業団体などが「仙台野菜ブランド化推進協議会」を発足、仙台伝統野菜の生産・流通・消費・食育などの具体的な取り組みが徐々に広がり、メディアでも仙台伝統野菜の代表格として仙台白菜が取り上げられることが多くなり、人気も急上昇!知名度の浸透に伴い、栽培面積も年を追うごとに広がりを見せています。また、塩害に強いことから、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災による津波で海水を被った農地においても積極的に栽培が進められています。
剥製